第1話「死者ノ住ム町」



松本欧太郎は、ある日、不動産屋に連れられ
父が残したという家を見にいく。
霧が丘という町にあるその家を気に入った欧太郎。
妻・梓は、見覚えのある折れたマッチを庭に見つける。
梓はあまり気乗りしないが、娘・鈴の喘息の為にもと
引越しを決断する。

2ヵ月後。

2Fに誰かいるよ、と娘の鈴。
鍵が開いてたと勝手に上がりこむ欧太郎の母志摩子だった。
彼女は有名な料理研究家だ。
向かいの住人に家族写真を撮ってもらうが、なぜか顔から下しか
撮影されない。
梓は隣の家の玄関にかけられた傘を見て、何かを思う。

梓が車で「ホテル・カリフォルニア」の前を通ると
そこから出てきた車の助手席に、自分とそっくりな女性を見る。

朝、鈴とジョギングをする梓は、異様な光景を目にする。
主婦達が、ゴミを抱え走っているのだ。
この地域では、ゴミ出しの時間が決まっているらしい。
梓も急いでゴミを出すが、
「7分遅れ。決まりなのだから時間を守れ」と怒られる。

隣の家に住む美しい妻を見かける欧太郎と梓。
感じの良さそうなその妻と挨拶を交わす二人。
その妻に見とれる欧太郎に梓、
「口、開いてるよ!」

町内会長・網川睦子がやってきて、町内会・すずらん倶楽部の
しきたりを説明する。
意見する梓に、網川は口癖なのか「コンクキショウ!」連発!

欧太郎が経営する会社「Helpers Net」は融資を頼んでいたが
銀行の返事は芳しくない。
派遣会社に経営コンサルタントを頼んでいるところだ。
事務員・琴音は欧太郎に書類と一緒におねだりリストと
「よろぴく」と書いたメモを渡す。

夜の見回り当番に出かける梓は、丁度ゴミを捨てようと
していた女を見逃してあげる。
それを見つめる女性の目。
すぐに網川から電話があり、報告しなかったことを責める。

ある告別式に参列する草間五朗。
草間は、亡くなった榎戸氏の夫人から、一通の手紙を託される。
差出人は柏木刑事。
草間はその手紙について調べ始める。

梓が買い物をしていると、ゴミ屋敷に住む老婆が
「ムシだぞ。あの家にはムシがいるのだぞ。」と近寄ってくる。
それを、ゴミの件で見逃してあげた女性・三好が助けてくれた。
「二人で革命を起こしましょう!フーミンと呼んでください。」
梓はすっかり懐かれてしまったようだ。
その時、再びあのマッチを見つける梓。
この、癖のある折り方は・・・。
梓は急いで家に帰る。

梓は恐怖から、親友の樹里に電話をする。
不安がる梓に樹里は、「彼は5年前に死んだ。」と言い、
それよりも、元モデルが結婚して今幸せな結婚生活を送っている
ルポを書かないか、と誘う。

向かいの車田家のご主人は顔にマスクをつけている。
もしかしたら彼こそが、あの男では・・・。
梓の不安は募るばかりだ。

鈴と家に帰ると、鍵が開いていた。
泥棒?それとも志摩子?
恐る恐る家に入っていくと、リビングに志摩子から鈴へ
プレゼントのぬいぐるみが置いてあった。
一安心の梓。
鈴は冷蔵庫のプリンが3つとも無くなっているという。
冷蔵庫の前に、食い散らかされたプリンの容器が。
梓はそれを片付け、手を洗おうと水道の蛇口をひねる。
すると、水と一緒に髪の毛が!!
叫び声を上げる梓。
だがもう一度見ると、髪の毛などなかった。
その時、鈴が喘息の発作を起こした。
薬で発作がおさまり、ほっとしたのもつかの間、
梓は目の前に立ちすくむ男の子の姿と
鏡に映った自分そっくりの女性の姿を見てしまう。

梓は5年ぶりに精神科医・藤城の診察を受ける。
彼は欧太郎の友人でもある。
「幽霊なら私も見ます。」
現実的に解説する藤城の説明に安心する梓。
藤城は、「奥さんを大切にしろ」と欧太郎を責める。

3人仲良く風呂に入る松本家。

梓は、欧太郎が毎日欠かさずコンビニで1つずつ買ってくる
食玩をコレクションしていた。
欧太郎は、
「こんなものしか買ってあげられなくてごめんな」
というが、梓には「1日150円の幸せ」がとても
嬉しかったのだ。

鈴は志摩子と出かけたある日。
梓が買い物から戻ると、玄関の鍵が開いていた。
二人が戻ったのかと思い家に入ると、リビングの写真たてが
割られ、ソファーにはあるはずのない写真が。
それは、あの夏、とても愛した男の写真。
梓はその頃を思い出し、彼の手紙や指輪に想いをはせる。

梓はそれが車田に違いないと思い、話しかけてみる。
すると車田は「今お宅に誰かが入って行きました!」
と言い、松本家に上がりこむ。
だが人影はなく、車田は欧太郎が戻るまで家にいるという。
梓は指輪をそれとなく見せるが、反応はない。
お茶を飲む時にマスクを外す車田・・・その顔は・・・
駿介ではなかった。
あのマスクは、海外製品の輸入商品を試した際肌がかぶれ
その為に付けていたらしい。
ほっとした梓。
だが欧太郎と一緒に帰ってきた男を見て愕然とする。
夫の会社に入社したというその男、澤村数馬。
「はじめまして」と挨拶する数馬は、駿介と瓜二つ。

草間は30年前の事件のことを星野刑事に尋ねていた。
その地区は、10年前に区画整理で霧子村から霧が丘と
名前が変わっていた。
判事だった彼はある男が映る写真を見て、
「自分は取り返しの付かない間違いを犯してしまったのかも
しれない。」と狼狽する。

家族の写真を取り直す松本家。
現像した写真は、なぜか梓の顔だけモヤのようなものがかかり
見えなくなっていた。

琴音のアパートにいる欧太郎。
彼女にねだられたバッグをプレゼントし、別れ話を切り出そうと
するが、別れられない。

第2話へ続く・・・。


冒頭の海水浴での梓の声で読まれた詩。
それにあわせて流れた殺人シーン。
あれは現実?それとも夢?
お隣の玄関の傘を梓が気にしていたのも気になります。
梓が見た、車の助手席の自分そっくりな女性は?
運転している人はサングラスをかけた男性のようです。
駿介と数馬は同一人物?双子?
謎だらけのドラマです。みんな怪しすぎだし。(笑)
事実って、どの辺が事実なんでしょう・・・!?


【STORY】に戻る